ルーフデッドニングは車格を2ランクアップするカスタム

カスタム

T32エクストレイルのルーフライニング(天井の内装パネル)の脱着方法をまとめておきます。

 

この作業の目的

T32エクストレイルのルーフの構造は上記写真の通り、鉄板の下が空間になっていて、そこにルーフライニングが被さっているのみ。荒天時には鉄板を叩きつける雨音が車内に響き渡るのが非常に安っぽく、もう少し静かなクルマに仕立てるため、鉄板に制振材を貼り遮音性を上げること、さらにニードルフェルト(フェルト生地の集成材)を張り巡らせ、断熱性を向上させること。

 

必要なもの

  • 内張り剥がし
  • プラスドライバー、マイナスドライバー
  • 14mmメガネレンチ or ボックスレンチ(シートベルトを外すため)
  • 制振材(980円/m程度のものでOK。使用量は2m程度)
  • ニードルフェルト(358円/m程度のものでOK。使用量は同じく2m程度)
  • ローラー(制振材を車体にしっかり貼り付けるために必要。無いときはドライバーのグリップ部分できっちり押さえること)
  • 勇気

 

注意点

  • 素人のやっつけ仕事です。
  • ノーマルルーフ車両にて実施しています。サンルーフ付き車両の場合はサンルーフ周りの脱着方法が異なります。
  • この方法はピラー部分の内装は外さず、少し強引にルーフライニングを外すため、再装着時に多少のシワが出てしまいます。数日で目立たなくなりますが、気になる方はピラーのカバーも外してください。
  • 以下の脱着手順を見て、ムリだと思ったら勇気を持って撤退してください。

 

脱着手順

フロントから各パーツを外していきます。

フロント周り

  1. サングラスホルダー・マップランプスイッチのあるボックスを外す。
    フロントガラス側に内張り剥がしを挿入し隙間を作り、指を引っ掛けてガバッと下に引き下ろす。配線カプラーが2本あるので外す。

    .
  2. サンバイザーの取り外し
    サンバイザーの付け根のカバーを外す。切れ目に内張り剥がしを差し込み手前に引く感じでこじる。カバーが外れるとビスが2本見えるので外す。フック部はフロントガラス側に四角い穴があるので、マイナスドライバーでクリップを押してあげながら90度回転させる。


    .
  3. アシストグリップ(助手席・セカンドシート左右)の取り外し
    グリップを引き倒し、カバーを外す。マイナスドライバーを穴に差し込みながら上に引き抜く。両側同じように外すとアシストグリップが外れる。ボディ側に金属クリップが残っている状態。ルーフを外す時に飛ばして無くさなように注意する。

    ※アシストグリップは一度グリップ側で組み立てて、最後にループパネルの上から押し込むと簡単に装着できます。アシストグリップを装着するのが結構大変。。ルーフパネルを外したことを後悔するかも。。。(でも落ち着いてやれば大丈夫)
    .
  4. ルームランプの取り外し
    内張り剥がしでレンズ部分をこじって外すと見える金属クリップを解除しながら引き抜き、カプラーを外す。

    .

リアゲート側

  1. 2ndシート、3rdシートのシートベルト取り外し
    表面のカバーを内張り剥がしを突っ込んでこじって外し、14mmのメガネレンチもしくはボックスレンチでシートベルトを外す。(作業効率向上のため)

    .
  2. クリップの取り外し
    リアゲートを上げて最後部の3つのクリップを内張り剥がしでこじって外す。ピン側の形状は□なので真下に引き抜く感じで。

取り外すパーツは以上です。

 

ドアモールの上部を少し剥ぐ

ドアを開けてゴムのモールを上部分だけ外す。驚くほど簡単にめくれます。

 

 

Aピラー、Bピラー、クオーターパネルの内張りを引っ張って浮かす

このように内装パネルのすき間に手を突っ込み、少し力を入れて引っ張ると車体と内装パネルを止めているクリップが外れます。全部外さず、上の部分のみでOK。

ピラーでルーフライニングを止めている感じなので、ピラー部分はできるだけピラーカバーを引っ張ってルーフライニングを引っ張り出す。この時冒頭に書いたようにライニングにシワが入ることになります。(2回やりましたが数日で元に戻ってます。)

ルーフライニングの取り外し

ピラーで押さえられていたルーフライニングが次第に外れてくるので左右バランス良くおろしていく。Aピラーにはルームランプなどの配線が通っていて外すのが大変そうだったため、完全にルーフライニングを外さずこの状態で作業を進めることに。(無精者)

アシストグリップ用の金属クリップを外す。

できれば車体側に金属クリップがどのように装着されているか確認し、この状態でグリップに金属クリップやフタ(?)も組み付けておきます。そうするとルーフライニンもとに戻した後、アシストグリップを所定の場所に押し込むと一発で装着できます。

そして写真撮っておくことを強くオススメします。再装着する時に一番苦労する部分のため、車体側にどうやって装着されているか、必ずしっかりと確認してください。(金属クリップの爪がどう車体側に留まっているかが重要)

 

フロント側はこんな状態。これだけ空いていれば制振材を貼れるのでこのまま作業続行。

 

 

制振材を貼る

事前に購入した制振剤を骨組みと骨組みの間に貼っていく。間隔が全部違うため、計測しながら必要分をカットしていく。

カットしたらそのまま貼って、ローラーで定着させる。特に端っこと中央部は念入りに。

アンテナ用のボルト部分だけはくり抜くこと。あとは全面に貼っても大丈夫。

貼り終えたらルーフライニングの上にニードルフェルトを乗せて元に戻していく。

 

 

復元作業(の注意点)

基本的には外した手順の逆の手順で元に戻していきます。

  1. クオーターの内装パネルをできるだけ開き、ルーフライニングを入れ込んでいく
  2. アシストグリップを事前に組み立てておく。部品は3点。 ①アシストグリップ本体、 ②コの字型の金属クリップ ③クリップ部分のプラスチックカバー

    (この画像では最後にプラスチックカバーを付けていますが、先に全部組み立てて、最後に押し込むとこれまでの苦労は何だったんだ?というくらい簡単に装着できます。
    .
  3. あとは外したパーツを装着していくだけです。

 

 

作業後の効果

車内が明らかに静かになりました。特筆すべき点は降雨時の屋根を叩きつける音。これがほとんどなくなります。ウインドウを叩きつける雨の音のほうがうるさく感じます。

車内の静音化には一番効果が出ています。とにかく静かになりました。コスト削減結果とはいえ、とにかくもうノーマルルーフのエクストレイルには乗れないと思います。(ちなみにサンルーフ車は補強がしっかりしてるからか、雨音うるさくないそうです)

先日、未施工のルーフをコンコンと叩かせてもらいましたが、鉄板の音がしました。施工後のルーフを叩いた音は非常に鈍く、ドイツ車のような剛性感も高そう(実際は剛性はノーマルのままですが)な音で、ニンマリしてしまいました。

 

手間はかかりますが、これまで免許を取って20数年、一番地味ですが作業前後の効果を一番感じられたカスタムです。ホントにやってよかった!と思いました。

断熱材の効果はこれからじわじわ感じていきたいと思います。(夏場もエアコンの効きが格段に良くなることでしょう)

 

コメント